成長曲線を知ろう【野球選手の能力の上がり方】

伸び悩んでいる野球選手「一生懸命練習しているけど、なかなかうまくならないなぁ…。全然うまくならないから野球が以前よりも楽しく感じられなくなったし、レギュラーになれそうにないから挫折しそうです。」
こんな悩みに答えます。
今回のテーマ
野球が上達する成長曲線について学習する
ビジネスの世界で大成功し、とても有名なマナブさんが過去に野球選手にはぜひ覚えてほしい事をTwitterでツイートをしていましたので紹介します。
ビジネス業界の方なので、ブログやYouTubeを例にして話をされていますが、この話が野球にもバッチリあてはまります。
私もたいしたことないヘボピッチャーだったのですが、中学2年生の11月にひょんなことがきっかけで、上のグラフの赤線のように急な右肩上がりで成長し…

高校の野球部スカウトの人「ぜひウチの高校で野球をしませんか?」
と何校かお話を頂いたことがあります。
そこで今回は野球が上達する成長曲線について解説します。
- 野球がもっとうまくなりたい
- 実力が思うように伸びず、悩んでいる
- レギュラーになれず、挫折しそう
- 野球が楽しいと感じなくなってきた
といった方は最後までどうぞ。
野球選手の能力の上がり方【成功曲線】

ここでは野球選手の能力の上がり方について解説しますが、先に結論から言うと
野球は突然うまくなる。少しづつ上達はしない。
ということです。早速解説していきます。
多くの人がイメージする成長過程

多くの人がイメージする成長とは上の図の通り。
緑色の線のように右肩上がりに伸びていきます。
練習(努力)した量・時間に比例して自分の能力も上がっていくという考えです。
ところが実際は下の図の通り。
実際の成長過程

実際の成長は赤線のように最初は低空飛行で進んでいき、成果や成長は見えません。
伸び悩みながらもがいてもがいて…ある日突然、何かのきっかけで一気に急成長します。
- 一気に急成長するきっかけは何なのか?
- どれくらいの時間で急成長するか?
上記2点は人それぞれなので、いつのタイミングで急成長するポイントが来るかは分かりませんが、1つ重要なのが「理想と現実の伸び方は違う」ということです。
成長曲線を知るメリット

成長曲線を知っていると得れるメリットは下記の2点です。
- 挫折しづらくなる
- つらい時期でもモチベーションを維持しやすくなる
多くの人が図のような緑色の線を思い描くものの、赤線のような線を進むので、理想と現実に絶望し、耐えられなくなって挫折してしまいます。
この理想と現実の差が上の図の青色で示したがギャップの正体です。
ところが成長曲線を知っていると、成長の過程を理解しているので、挫折しづらくなったり、つらくてもモチベーションの維持がしやすくなります。
参考:僕が急成長したきっかけ
あまり情報価値はないかもしれませんが…参考までに、私が中学2年生の11月に急成長したきっかけを紹介します。
それは父親から出された簡単な問題で、下記の通りです。
【問題】 1番打たれないのは速くて変化の大きい球。では、その次に打たれないのは次のうちどっち?
- ①:速くて変化の小さい球
- ②:遅くて変化の大きい球
当時の私は野球脳も低レベルだったので、その時答えることができませんでしたが、みなさんはお分かりですよね?
正解は、①の速くて変化の小さい球で、理由は目で軌道を追うことが難しいからです。
実際にカットボールやツーシームといった変化球がここ数年で主流になっていることからも答えはわかりますよね。
そこで当時投げていたスローカーブを全力で投げたらどうなるか?試してみたら冒頭のように高校からお誘いの話を頂けるようになりました。
できた変化球がこちら
オーバースローで高速スライダーを投げる方法
高速スライダーはストレートと同じようなスピードから変化するので、一般的なスライダーと比較して対応が難しく、打ちづらい変化球の1つです。 しかし、そんな高速スライダーの投げ方について解説しているものはあまり見かけません。 そこで今回は、高速スライダーを投げる方法についてわかりやすく解説します。
まとめ

最後に野球選手の成長曲線についてまとめます。
- 頭のイメージと実際の成長には違いがある
- イメージの成長と実際の成長の差がギャップである
- 能力はもがいてもがいて、ある日突然一気に急成長する
- 成長曲線を知ると挫折しづらくなる
こんな感じです。
今現在、練習を頑張っても野球がなかなかうなくならないと悩んでいる方も、もしかしたら急成長するポイントがもうすぐそこという場所まで来ているかもしれません。
つらい時期かもしれませんが、乗り越えて一気に急成長してやりましょう。